Taros’s diary

学級通信のねたの参考にしてもらえば思います。

良き教育者の見分け方 この2つを見るべし

今回のテーマは、「教育者」です。

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良き教育者はここが違う ここを徹底している

 良い教育者です。良い教員ではありません。

 

 私達はまず、教員である前に教育者です。その教育者として適切な資質を今回紹介します。というか当たり前過ぎて、「それはそうだろ」と思う内容です。

 

 では、本題に入ります。

 

 まず1つ目は、「授業」です。

 教え方が良い悪いではありません。それよりも、「配慮を心がけているか」です。生徒目線でものごとを考えて授業をできているかどうかが鍵になります。

 例えば、板書が見にくくないか後ろの席に座っている生徒に声をかけたり、机間巡視の時に、指示が通っている子に対して、「ちゃんとできてるね」やできていない子に、「惜しいここをやるんだよ」など、一声かけているか、ここがポイントになってきます。

 加えて、「分かりやすい指示を出しているか」、ここもポイントになります。理想は、一つの説明を10秒以内で終わらせることです。つまり、簡潔に述べているかが重要なのです。そうすることで、無駄な情報が入らず生徒もやることが明確になり、作業に取り掛かりやすくなるのです。

 何より、上記のことを徹底することで、「生徒に安心感を与える」のです。だから、良き教育者としての資質を見極めるのに打ってつけなのです。

 

 

 もう1つは、「試験問題」です。試験問題が分かりやすかったり、見やすかったりとしっかり配慮されている場合、教育者としての資質が高いと判断して良いでしょう。

 ただし、分かりやすいというのは、どのような解答をすれば良いのか、それがはっきり明確になっているということであり、決して高得点が取りやすいテストのことではありません。

 つまり、試験の際に質問が多く出る場合は、全く生徒のことを配慮していないことが多く、自分の価値基準だけで作っていることになってしまうのです。生徒がどう解答するべきか、それがわかるだけで、生徒は安心するのです。

 

 

 そう、結局は生徒を「どこまで安心させられるか」ここが、教育者として最も身に付けなければならない資質の部分なのです。

 逆に言えば、ここさえ身に付けてしまえば、自然と生徒との信頼関係を築くことができるのです。だからこそ、常日頃生徒に対して「配慮」をしていく必要があるのです。

 

 

 もう一歩踏みだすと、「相手には何も伝わらない」という思考が大切なのです。

 

 これは決して、「見下し」ではありません。

 

 「相手に通じない」が前提にあることで、「配慮」がしやすくなります。

 

 こうすれば、相手に伝わるや、この説明では、相手に伝わりにくいなど、常にそう考えることが、相手に対する「配慮」であり、教育者としてもつべき思考なのです。

 

 

 

 すぐ近くに、「見習うべき教育者」がいます。授業見学をしたり、テストの問題を見ることで、その人の教育者としての資質をすぐに見に抜くことができます。今すぐに確めてみてください。