Taros’s diary

学級通信のねたの参考にしてもらえば思います。

やる気があるのか? 生徒に言っていませんか?

今回のテーマは、「生徒指導」です。

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やる気を目に見えるようにする方法を教えてください


 

 生徒に対して、やる気がない、という言葉使っていませんか?言うからには責任を取らなければなりません。どうやって、やる気を確認しますか?

 

 残念ながら私はできません。やる気は見えないので、確かめようがないですし、こっちの勘違いであって、実はものすごくやる気があるかもしれません。

 

 例えばですが、運動部で声を出すとして、声が出ているからやる気があって、声が出ていないからやる気がないと判断するのでしょうか?出してくても声を出せない子はいますし、気持ちだけであれば誰よりもやる気があると判断できる場合もありませんか?

 

 他にも、「やる気がないなら帰れ」と言ったとしましょう。そして、言われた子は帰ったとしましょう。やる気がないから帰ったのでしょうか?もし、帰ってすぐに自分で自主練をしていたら、それはやる気がある証拠ではないでしょうか?

 

 つまり、やる気があるとかないとか、そんなの分からないのです。あなたも経験したことはないですか?そんなつもりではないのに、「馬鹿にしてるね」とか、「それ自慢」とか、相手の勝手な先入観のみで判断されたことは?

 

 やる気も一緒です。こっちの勝手な先入観のみで判断しているだけで、その実そんなものは分からないです。見極めようがないのです。

 

 だから、これからは「やる気」とか、その他もろもろ目で見えないものを勝手にこっちの先入観を押し付けて判断することはやめましょう。お互いが辛くなるだけですし、そんな期待を押し付けてもごく一部の関係を築いている人達しか幸せになりません。大抵は関係を悪くしてしまうだけです。

 

 

 そんなことをする暇があったら、しっかりと具体的なアクションプランを伝えたり、何が良くないのか、根拠をもって説明した方が遥かに効率よくかつ、お互いがより良い関係を築けるようになるのです。

 

 つまり、相手を納得させるよう説明をしていけばそれだけで良いのです。それ以外のことはあまり必要がありません。お互いのためにも、感情を押し付け合う関係を築くのはやめましょう。